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2011年9月

行き当たりばったりの旅(遠野市~湯沢市)その6

オッス。オラ青森のナイスガイ。

遠野市の散策を終え、名物のジンギスカンも手に入れたオイラ(詳しくは前ページ参照)。今夜の野営場所を探して車を秋田県方面に走らせます。理由は午前中の天気予報で夕方は秋田県の方が天気が良いと言っていたから(詳しくは「行き当たりばったりの旅(遠野市~湯沢市)その1」参照)。

途中花巻市によって温泉に入ったり、宮沢賢治記念館を見たりしようかとも思ったのですが、時間は午後4時を過ぎたあたり。当初の予定を大幅に過ぎているので(当初の予定では午後からは秋田県入りする予定でした)キャンセル。国道107号線を東進し北上市街に突入。国道沿いのコンビニで今晩飲むビールと氷を補充します。

ここでコンビニのねぇちゃんから耳よりな情報が。なんでも北上市にある運動公園には無料のキャンプ場があり、そこは設備も充実、町に近いので寂しい事も無く快適に野営ができるとのこと。

「これは・・・・行かねばなるまい。」当初は秋田県で野営場を探す予定でしたが、予定を変更して北上市の運動公園で野営することにしました。今夜はせっかく仕入れたジンギスカンやモツ肉を焼きながらゆっくりしたかったし「なんなら明日はそのまま南下して平泉あたりを訪ねてみても良いかな?」なんて浮気心まで涌いてきます。

なんだか今回は予定変更ばっかりです。

国道4号線を南下ししばらくすると北上総合運動公園の看板が見えてきました。道路標識に従い国道を右折。

ここで目に入った光景にオイラは驚愕してしまいました。なんと「高校総体真っ最中」だったのです。「うっそ~ん」駐車場は満杯。当然の事ながらキャンプどころではありません。

運動公園を一通り車で一周してみましたがやはりキャンプは無理みたいでした。

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↑後日入手した北上総合運動公園キャンプ場の写真です。

泣く泣く北上運動公園を後にしたオイラ。とりあえず当てもなく秋田方面に車を走らせます。時間は午後5時過ぎ。天気は晴れてますが風がだんだん強くなってきました。

旅行ガイドを見てみると北上市から高速を使用し1時間程の所の湯沢市に川原毛地獄、泥湯温泉、小安峡といった観光名所があるみたいです。

「山間の温泉郷なら野営する所もあるかもしれないな」。オイラは一路湯沢市に向けて車を走らせます。

湯沢市から小安峡方面に向かう国道398号線はちょうど地元のお祭りが開催されているようで、賑やかな雰囲気でした。後で調べたら「七夕絵どうろうまつり」が開催されていたようです。

まつりで少々道路が混んでいたせいもあって、川原毛地獄にたどり着いたのは午後7時。ここは霊場ですが天然の温泉が川を流れていて地元では隠れた人気スポット・・・・・のはずですが薄暗い川原毛地獄には誰もいません。キャンプは禁止と書かれていましたが、トイレや炊事場がありなんとか野営はできそうです。

・・・・・だけど怖いんです。マジ不気味なんです。山の中の霊場で照明は無し。辺りには硫黄臭が漂ってます。「無理だわ・・・・絶対無理。ここで一人夜を過ごすのは絶対無理

川原毛地獄は諦め次に向かったのは小安峡。ここは大噴湯と呼ばれる渓谷に吹き出る温泉の蒸気が有名な秘境です。大規模な駐車場がありトイレもあります。「・・・・今夜はここで車中泊しようか」駐車場には芝生の部分もありそこでは七輪をおいて炭火をおこせそうですが、公共の施設で無許可で炭火はまずかろうとしばらく考えます。

よく考えると今夜の食材は米、ジンギスカン、モツ肉、なす、枝豆と全て火またはお湯を使用しないとそのままでは食べれない食材ばかりです。すくなくとも簡易ガスコンロで米を炊き、枝豆を煮るくらいの事をしなくては今晩は食事にありつけません。

まずは行動。駐車場のトイレ前にテーブルをセットしガスコンロに火をつけます。・・・・・が風が強くてすぐ消えます。クーラーボックスで風よけを作ってもやはりガスコンロの火は消えます。

辺りを見渡すと100m程離れた所に一件だけ明かりが灯った民家がありますが、後は真っ暗や闇の山の中。おまけに風が強くて周囲の木々は不気味な音を建ててきしんでいます。

「こりゃダメだ。とても無理。怖すぎる。」小心者のオイラはそそくさと荷物をまとめ小安峡を後にしたのでした。

その後は湯沢市まで戻りコンビニで弁当を買いお腹を満たした後、失礼ながらコンビニの駐車場で一晩を過ごしたのでした。

では今日の教訓「山中の 野営は度胸 無いと無理」

この日は素敵な食材をゲットしながらも風と寂しさ、恐怖に負けて野営し料理する事が出来ませんでした。そして思ったのですが、寝袋とテントを持ってバイクで旅する方々は今日オイラが体験した異常の悪天候と寂しさを体験しているはずです。彼ら(彼女ら)の度胸には頭が下がります。

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行き当たりばったりの旅(遠野市~湯沢市)その5

オッス。オラ青森のナイスガイ。

首尾良く遠野市名物のジンギスカンを入手したオイラ。遠野市の観光名所を一通り回って、午後からは天気が良くなると天気予報で言っていた秋田県方面に向かうことにしました。(詳細は行き当たりばったりの旅(遠野市~湯沢市)その1~4を見てください)

パンフレットを見ながら遠野市中心部からほど近い所にある卯子酉様に到着。卯子酉様は縁結びの神様で赤いヒモに願い事を書いて境内に結びつけると願いが成就すると言われています。境内は願い事が書かれた赤いヒモでいっぱいで、なにやら神秘的な雰囲気さえ漂っています。

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お参りをすませ次は五百羅漢に向かおうと駐車場に向かうとライダーのカップルとすれ違いました。どうやらバイクで旅をしているようです。

五百羅漢は卯子酉様の裏手の山中にあるのですが、道は大きく迂回した形で通っており、たどり着くまでには15分ほど時間を要しました。

五百羅漢の駐車場に車を駐め、五百羅漢がある山中に足を踏み入れると・・・・・・・・先ほどのカップルライダーがいました。

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「あれ?歩いてこれるんかいな」二人は卯子酉様から直線距離を歩いて五百羅漢まできたようです。

「わざわざ車で来ることも無かったな・・・・」などと思いながら五百羅漢を見学。

五百羅漢は昔の飢饉で亡くなった方々を供養するために彫られたそうです。長い年月を経て一部は風化していますが、平成の世にあっても羅漢の姿ははっきりと確認出来ます。

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遠野市に限らずその昔東北地方では飢饉によって多くの人が命を落としており、「この先日本も食糧自給率を上げなくちゃならねぇな」なんて事をまじめに考えた五百羅漢でした。

五百羅漢の次に向かったのが続石。

車数台が駐められる駐車場に車を駐め続石がある山道を登って行きます。午前中から結構歩いているので続石の山道は足腰にきます。「はっきり言って遠野市の名所を全て回るのは時間的にも体力的にチトきついな。」そんな事を思いながら汗を拭きつつたどり着いた続石。

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写真では分かりにくいかもしれませんが、大の大人が10人がかりでも持ち上げられないような巨石が積み上げられています。しかも下の二つの巨石が上の石を支えているように見えますが実は手前の石一つだけで支えているんです。

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こんな巨石だれが積み上げたのでしょうか?しかもこんな山奥で・・・・。言い伝えでは弁慶さんが積み上げたと言われてますが、まぁ弁慶さんでも多分無理でしょう

続石は少々地味ですがミステリーに興味がある方にはお勧めスポットです。

続石を見た後駐車場に戻って時計を確認すると午後3時を過ぎていました。当初の予定では午後には天気が回復する予定の秋田方面に向かっていたはずなのですが、あと少しで夕方です。「そろそろ野営する所見つけないといけないな」などと考えつつ遠野市を後にしたオイラでした。

では今日の教訓「1日で 回れる所じゃ ない遠野」

今回の遠野市散策は主要な観光名所は一応まわりましたが、それでも訪れる事が出来なかった所が多数あります。遠野市の主要な観光名所を全てまわるには時間的、体力的も丸一日必要です。

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行き当たりばったりの旅(遠野市~湯沢市)その4

オッス。オラ青森のナイスガイ。

遠野名物のジンギスカンを手に入れるべく精肉屋さんに入ったオイラ。

嬉しそうな顔でジンギスカンを包丁で切り分ける主人。

その主人が突然オイラに「あんたどこから来たんだい?」と聞いてきました。

オイラ「青森です。」

主人「へっ。ボランティア(東日本大震災の)かい?」

オイラ「いえ違います。」

主人「そうかい。首にタオル巻いているからボランティアの人かと思ったよ。遠野は被災地の宮古市に近いからボランティアの基地になってるんだ。だから毎晩夜になるとすごいよ。ボランティアの人はみんな飲みに出るから遠野市始まって以来の大繁盛ぶりよ。

オイラ「そんなにすごいんですか?」

主人「おう。旅館も飲み屋も売り上げ新記録を更新しているよ。」

オイラ「・・・・・・・・。」

主人「ところでこの肉は青森まで持って帰るんかい?」

オイラ「いえ。今夜適当なところで野営して焼いて食べようと思ってます。」

主人(驚いた顔で)「ほう~。そんならすぐそこの川の河川敷あるだろ。あそこで地元のやつらがよくバーベキューしてるよ。うちで肉買っていって、そこにあるバケツと一緒に河川敷に持って行ってバケツに入れて焼くんだよ。焼き肉屋で食べるより安いから地元の人間はみんなうちでバケツ借りてバーベキューしてるよ。」

オイラ「バケツって・・・・。

店内をよく見ると確かにたくさんのバケツと網が置かれています。

主人「あんた青森から来たんならホルモンサービスしてやるよ。」

主人は無造作にタレにつけてあるホルモンをひとつかみして包んでくれました。

オイラ「ありがとうございます。

主人「店に初めてきた客にはホルモンサービスしてんだ。そしたら今じゃこのホルモンが美味いって北上市や盛岡市からわざわざ買いに来てくれるお客さんもいるんだよ。」

オイラ「盛岡市や北上市ってすごいですね。」

主人「遠く秋田や青森から来てくれる客もいるよ。ジンギスカンやタレを買っていってくれる。・・・・・いや青森の人はタレは買っていかないな。ほら青森には美味しい焼き肉のタレが売ってるだろ」

オイラ「スタミナ源たれですね」

主人「そうそう。青森でしか手に入らないらしいがあれは美味いな。俺のところのタレも似たような味だけどな」

※スタミナ源たれとは青森県の上北農産加工という協同組合で作っている焼き肉のたれで、焼き肉以外、野菜炒めやチャーハンの隠し味等なんにでも使える万能調味料です。原材料は地元青森のものを使用しています。

以上長々と話をし精肉屋さんを後にしたオイラ。とりあえず目当てのジンギスカンを手に入れ、おまけにホルモンまで入手することができました。

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ちなみに主人との会話に出てきた川は精肉店からすぐの所にあり、河川敷が広がっていましたが、この日は業者の方が総出で草刈り作業をしていました。あわよくば河川敷で野営しようと思ったのですが、少々無理っぽいです。それになにやら風も強くなってきました。

時間は午後の1時。当初の予定では午前中に遠野観光を終わらせ、午後は天気予報に従い秋田方面に向かう予定だったのですが、この時点で遠野市の観光名所はまだ半分くらいしかまわってません。

せっかく遠野市に来たんだから、残りの観光名所もまわって、後は行けるところまで行ってみようか。

そんなことを思いながら次なる観光名所に向かって車を走らせるオイラでした。

では今日の教訓。

「バーベキュー コンロが無くても バケツで可」

後日調べたら遠野市ではバーベキューを楽しむ際にはバケツでジンギスカンを焼くのが一般的なのでそうです。いやはや世の中広いもんです。

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行き当たりばったりの旅(遠野市~湯沢市)その3

オッス。オラ青森のナイスガイ。

今夜の野営のおかずにと遠野市名物のヤマメとジンギスカンを探していたオイラ。

遠野市の郊外にあるたかむろ水光園にヤマメの釣り堀があると聞き、昼食は後回しにしてたかむろ水光園に行ってみました。・・・・・・が東日本大震災で道路が被災しており、回り道を余儀なくされやっとの事で到着。水光園の周辺も崖崩れや道路の陥没が激しく、至る所に鉄板が敷いてありました。

たかむろ水光園は入浴施設や宿泊施設も整ったレジャー施設で園内は日本庭園風に整備され、バーベキュー施設や釣り堀があります。入園料は310円です。

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園内に入り釣り堀で釣ったヤマメを持ち帰りできるのか聞こうと思ったのですが人がいません。「まぁ震災後の平日だからしかたないか」そんな事を思いつつ園内をうろうろしていると・・・・「釣り堀は土日祝日のみ」との看板が。ガビーン。「もっと早く言えよ」

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しかたなく園内を散策した後、昼食を食べに伝承園まで戻ります。先ほどは客もいなくがらがらだったのですが、2度目に訪れた午後1時頃はほぼ満席状態。

なんとか車を駐め、名物の「ひっつみ定食」を注文します。

しばらくするとひっつみ定食が。「これが鶴瓶師匠も絶賛していたひっつみ汁か~」

さてそのお味は・・・・鶏ガラの出汁がよく効いています。隣にいたカップルは「ひっつみ汁にそのままラーメン入れても美味しく食べられるね」なんて言っています。がまさにその通りの味です。歯ごたえのあるひっつみの食感も最高です。オイラ的にはかなりお勧めの食べ物です。

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写真の左奥にあるのは「けいらん」といってこし餡を餅粉の皮で包んだ物を茹でたものです。お湯の中にそのまま入っています。味は・・・・まさに饅頭。めずらしい食べ物ですから遠野市を訪れた際には一度食べてみてはどうでしょうか?

昼食をすませ伝承園を後にしたオイラは遠野市の町中を走ります。とにかくヤマメとジンギスカンを手に入れたかったので、鮮魚店や精肉店を探してみました。

すると「笹村精肉店」という看板を発見。「おっ。ジンギスカンが売っているかもしれない」と思い肉屋さんに突入。

店内には誰もいません。店内のショーケースを見ても肉の種類はあまり無いようです。「こりゃ~失敗だったかな」と思いつつも「すいませ~ん」と呼ぶと店の奥から驚いたような顔をしてご主人が出てきました。

オイラが「ジンギスカンありますか?」と聞くと主人は急に嬉しそうな顔をして「あるよ。どれくらいいるんだい?」と答えます。

オイラ「200gくらいかな?」

主人は「200gね」というと冷蔵庫から肉の塊を取り出し、包丁でスッスッと切り始めます。

後で聞いた話ですがこの「笹村精肉店」というのは地元遠野市では有名なお肉屋さんで、遠く一関や盛岡方面からもわざわざ買いに来る人がいる店だそうです。

主人の慣れた包丁さばきを見ながら「今夜はジンギスカンでバーベキューだな・・・一人だけど」と思いわくわくするオイラでした。

では今日の教訓「営業日 確かめてから 金払え」

平日に観光施設を訪れると希に一部営業していない事があります。事前によく確かめましょう。

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